造影剤MRIの結果を聞きに行く日。
前回、「次は旦那さんは来なくても大丈夫ですよ」ということだったが、気になるので彼は休みを取ってくれた。
さてその結果は。
MRIのチームの見解としては、卵巣がんというよりは、子宮内膜症寄りではないかということだった。
先生は、「この病院の先生たちは症例もたくさんあって信頼できるとは思うけど」と前置きをしながらも、やっぱり気になるということで。
地元の総合病院の先生がCTを見た結果、私をこちらの大学病院へ寄こしたのも何かあるからだろうということもあるし、腫瘍は4.7㎝と、手術対象の大きさにもなっているので、開けて確認した方が確実ではあるという意見。
リンパ節の腫れも気になるっちゃ気になるらしい。
一応大丈夫というCTの結果ではあるけれども。
これからの選択肢はいくつかあった。(→は私の意見。)
1.MRIの先生の意見である子宮内膜症の治療としては、投薬で様子を見る。
→腫瘍がある以上、これはなし。
2.腹腔鏡手術で、ちょっとだけ開けて、その部分を引っ張り出す。
→悪性だった場合には、飛び散るというリスクがあるのでなし。
3.開腹手術。
→もうこうなったらしっかりと開腹して、生体検査をしてもらって判断するのが望ましい。
そんな訳で、開腹手術という方針に決定し、さらに確認事項。
1.縦か横か
切り方の確認があった。
横は下腹部を4,5㎝ほど切る、最小限で済む方法。
しかしもしがんだったとしたらももっと切らねばならなくなり、今度は縦にメスを入れるため、十文字の傷跡になってしまうというリスクがあるとのこと。
だったら万が一を考えて、縦でお願いした。
2.生体検査
手術は最短で1時間を予定しているが、万が一を考えて、5時間の枠を押さえている。
というのは、まず縦に切り、右卵巣および付属器のみ切除し、30分でできる生体検査を行う。
そこで問題なければいったん閉じて終了。
一か月かけてじっくりと生体検査を行い、そこで問題がなければよし。
あれば、再度手術になる。
もし問題があれば、両方の卵巣、付属器、子宮、大網部分を全部切除、リンパ節もチェックして切除ということになり、5時間ほどの手術になる。
その後、すぐに抗がん剤治療に入るらしい。
ドキドキするなあ。
すべての想定されるストーリーを聞くと。
手術日は、5時間の枠が取れる先生のスケジュールで、11月以降になってしまうらしい。
もし腹腔鏡手術であれば、今から改めてその先生の初診を受けて、3月以降の手術らしい。
開腹しない腹腔鏡手術は人気なんだなあ。
だから、これでも早い方なんだなという印象を受けた。
私としては10月以降であれば都合がいいので、11月6日になった。
もう一人の先生と予定を合わせてチームとして行うらしい。
なので、5日(月)に入院、術前の説明等を最終的に聞く。
6日(火)午後に手術。
当時は私は使い物にならないらしいので、月曜の夕方~火曜は夫にも付き添いでお願いしたいとのこと。
いろいろ迷惑かけるねえ、済まないねえ。
前述の何もない前提で、10日ほどの入院を経て、2~3週間の自宅療養後に、復帰が一般的らしい。
「ただ、私に内緒でもっと早く復帰している人もいたりしますけどね」
それくらいの勢いだったらいいなー。
術前検診みたいなのもあって、一か月前にそれが必要とのこと。
あともう一回腫瘍マーカーの値も確認したいとのことで、9月と10月の診察スケジュールも決定。
予定が見えてくると、今後も動きやすい。
そしてまたもや「次回はご主人は来なくても大丈夫です」と云われた。
夫は心配性と思われたかな。ってかまあ心配だよね。
何か質問はと云われ、もしもの場合は卵巣を両方とってしまうけど、
女性ホルモン的なことは...?と尋ねたら、「あのね、命の方が大事です」とぴしゃり。
ま、そうだよねえ。
でも気になるのも事実ではあったのだった。
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